研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

『クワイエット・プレイス』は“ドント・ブリーズ 全国編”だ【ネタバレ感想】

音に反応して襲ってくるエイリアンによって地球は壊滅。荒廃した地球で残された人類は細々と暮らしていた……絶対に音を立てないようにして。 4.0点 正直ナメてかかってました。途中から最後までずっと口を手で押さえながら観てた。すごーくハラハラした。 こ…

『東京カレンダー』による街の過剰な物語化について

※2018年9月発売号 『東京カレンダー』は2001年から刊行されているグルメ雑誌だが、昨年4月から編集長が変わったのか、コンセプトを大きく転換している。 表紙を見れば明らかだ。 2017年2月発売号と3月発売号。 これが4月から次のようになる。 4月発売号と5月…

なぜリベラルは政治的に正しいのに勝てないのか

リベラルは自分のことを正しいという。しかし一方で、リベラルでない人々もまたリベラルのことを「正しい」という。この鉤括弧つきの「正しい」というのが重要だと思っていて、つまりリベラルでない人たちもリベラルは狭義には正しいと思っているのだ。ただ…

タバコを絶って1ヶ月が経過した

電車を降りて五反田のHUBに入る。ここに来るのは久しぶりだった。小雨の降る夜だった。バスのパイントを注文すると、カウンターのポスターが目に入った。「バスペールエールは9月末で提供を終了します」…… テーブルでパイントをあおり、ボックスの中を覗くと…

六本木ヒルズスカイデッキから港区の夜景・東京タワーの煌めきを望む

かねてより行きたかった六本木ヒルズの展望台に登ってきました。いわゆるガラス張りの展望台がチケット1800円、屋上のスカイデッキに登るには別途500円がかかります。 なお、スカイデッキに登る際はカメラやスマホ以外の荷物をロッカーに預けなければならず…

プライドを守る上司vs.変えるところは変えてもいいんじゃない部下

愚痴。 とても曖昧にして書いたためいまいち想像がつきにくいかもしれないが、足がつくのがいやなのでぼかしたままにする。 僕は会社でなんというか大雑把に言えば営業の部署にいる。製品の売り上げの数字を見てあれこれ戦略を練るところだ。仕事の1つとし…

Baby Driver ;アルバム紹介

2017年8月19日、激震が走った。 新宿バルト9で何の気なしにレイトショーのチケットを予約した僕は、ゼロに等しい期待を背負って硬めのシートに腰かけた。土曜の夜。誰にも邪魔されないプライム・ナイト。どれだけ夜ふかししても、どれだけ深酒をしても、誰に…

おすすめスムースジャズ;Brian Culbertson

はじめてスムースジャズを聞いたのは高校生の頃だったと思う。本校舎と隔絶された汚い部室棟の一角で我々は先輩がiPod touchで流すBrian culbertsonを聴いていた。 Live From the Inside (W/Dvd) アーティスト: Brian Culbertson 出版社/メーカー: Grp Recor…

8月に読んだ本

夏休みが終わり、明日から仕事だ。ということで寝る前に駆け足で振り返りたい。 横浜駅SF (カドカワBOOKS) 作者: 柞刈湯葉,田中達之 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2016/12/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (9件) を見る 横浜駅はいつもいつ…

東京タワー夜景@世界貿易センタービル&芝公園+五反田夜景

夏休み。6連休を取った僕はドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』を読破しようと目標立てたもののページを繰る手が進まない。物語自体は面白い。文章も光文社古典新訳文庫ということもあり読みやすい。けれども家でじっと本を読み続けるということそれ自体…

リベラルが金持ちなのには理由がある――「朝日ぎらい」が告げる言ってはいけないリベラルの真実

あるいは、なぜセレブはリベラル化するのか。 6月に朝日新聞出版から発売された橘玲の「朝日ぎらい」は、「私たち、そんなに嫌われてますか?」というクソダサいキャッチコピーの帯に巻かれて登場した。そんなに朝日ぎらいでもないが強いて朝日が好きという…