研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

一矢報いたかった 

 昨日、経済の授業で使うプリントを持ってなくて、近くにいる人に見せてもらおうとしたんです。

 

僕「あっ、すいません、(プリント)持ってますか……?」
某「……スッ(プリントを見せる)」
僕「ありがとナス……」

 

 そうして僕は某君の横の席に移動しました。
 プリントが僕と某君の間に置かれました。こんな感じで。

 

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 …………遠い…………

 

 仕方ないので、変な風に思われない程度に顔を寄せてプリントを見ていたんですが、先生がプリントの問題の解説を始めると、某君はプリントに板書を始めたんですね。

 まあ、べつの紙に書くよりも、問題の隣に書いた方がいいよね。
 でもさ、なぜか板書をしながら、プリントが漸退しているんだけど。徐々に僕の方から離れていくんだけど。
 
 ついにプリントはこのような位置になってしまいました。

 

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 もうあきらめました。しかもこの授業、プリントなくても一応は理解できるし。僕は某君のプリントを見なくなりました。
 そしたらなんと、某君は、

 

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 筆箱で僕の視線を遮ろうとしている……
 どんだけ拒絶されてんだ僕は……?

 

 某君はどう見てもチャラ男とかリア充とは対照的なたたずまいをしています。授業中に落ち着きがないし、服装も垢抜けないし、そもそも授業を一人で受けている時点で僕と同類だ。
 しかしなんで彼は僕にプリントを見せてくれないのだろう……

 そう疑問に思っていると、彼はなんとジャージを毛布みたいに前掛けして眠ってしまいました。プリントは依然彼の手元にあり、覗き見る余地はありません。

 ……もう意味が分かりません。僕はだんだん怒ってきました。なんとかしてこの不親切なガキに一矢報いたい。その手段を考えました。

 

 結論から言うと何も思いつきませんでした。なので、授業が終わった際に「ありがとうございました」のひとことも言わずに帰るという、めっちゃ寒い反撃をしてきました。

 

 おわり。