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研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

後悔した話

かくかくしかじかの理由で本日2016年3月4日JST12:00までに400字以内の書評(漫画雑誌を除く任意の図書について)を書かねばならなくなり、それを先ほど提出したのですが、5分後に見直したところどうしても書き直したくなったのですが後の祭り。以下、「書き直せるとしたらこうしたかった」文章です。

「――寿命を買い取ってもらったんだ。一年につき、たった一万円で」

『三日間の幸福』(KADOKAWA)は、残された三か月の寿命を精一杯過ごす青年の物語だ。主人公・クスノキは幼馴染の女の子に思いを告げるが、振られてしまう。クスノキを監視する少女・ミヤギはそれを冷たく見守っていたが、後半、実は彼女も寿命を売っていたことがわかり、クスノキは彼女のために残りの寿命を生きようと決心する。しかし二人が互いの生きる意味を見つけた時、残された時間はあと三日しかなかった。

 2013年発売の本書を私が最近手にとったのは、著者・三秋縋のツイッターの投稿を偶然見たからだ。

『(前略)「生きているうちにやっておきたいこと」と「死ぬ前に『やっておけば良かった』と後悔するであろうこと」では(中略)後者こそがその人という人間を象徴している気がする。』

 本書は私たちを、そんな死の間際の想像へといざなってくれる。
(以上、392文字)

赤文字にした部分はもともと、「物語の最後、ミヤギは監視の任を離れ、最後の三日間を彼とともに過ごす。」という文になっていました。

訂正後の方が余韻があっていいような気がしないでしょうか。
というのも、「しかし」という逆説を入れることによって、読者に注意を促し、結末を想像させることができるからです。
とはいえ今更何を言っても遅いのです。余裕を持って書評執筆に取り組まなかった点と最後の最後まで粘り強く推敲しなかった点を反省します。
これからは頑張ります。