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研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

卵に騙された話

今日池袋のつけ麺屋に入ったんですよ。初めての店。そこで肉つけ麺というのを頼んだんですね。

そしたらなぜか卵が付いてきたんですよ。別皿で。

 

 

「?」

 

 

つけ麺になぜ卵がついてくるのか。

月見ざるそばじゃあるまいし。

 

食べ方がよく分からず、僕は卵を無視してつけ麺を食べて行きました。うまい。

で、麺を3分の2ぐらい食べたところで、卵の存在を思い出したんです。

 

 

「あ」

 

 

卵どうしよう。

そうだな、麺もちょうどいい具合に減ってきたし、麺に卵を割り入れてつけ汁をちょっとかければ油そばみたいになるかな。

 

そう考えて僕は卵を机にコンコンし片手でパカンと開けました。そしたら、

 

 

てゅるん

 

 

と半熟卵が出てきたのです。

 

 

待てと

 

 

なにゆえ生卵じゃないんだと

 

 

僕は完全に生卵のモチベーションで卵を割ったのに、なにゆえ半熟卵なんだと。

 

いやべつに半熟卵はいいんですよ。黄身はとろっとしていて麺に絡みやすいだろうし。

白身はぷるるんとしていてまろやかだろうし。

 

しかしね、僕はこの卵を完全に生卵だと思っていたんですよ。

信じていたんですよ。

生卵をかき混ぜ、卵の絡まった麺をてゅるるんとすするところまで夢想していたんですよ。

 

それがなんですかこの卵は

 

僕の計画がぶち壊しじゃないですか

 

僕の完全なるつけ麺フィニッシュ(麺に生卵を絡ませ、つけ汁をかけて一気にかき込む所作を指す)が台無しじゃないですか

 

繰り返すけど、半熟卵はいいんですよ。半熟卵に罪はない。

 

けれどね、生卵を装いながら半熟卵として麺の上に産み落ちること、これは重罪ですよ。

 

生卵僭称罪ですよ。

 

こうした悲劇はきっと僕の他にもいろんなお客さんにおいても起こっているはずです

 

生卵を用いたつけ麺フィニッシュを邪魔立てする虚偽の卵を許してはならない。

僕はこの悲劇を二度と繰り返してほしくない

だから卵を添えるつけ麺屋には可及的速やかにこの問題を解決するソリューションを実行していただきたい。具体的には殻に生か半熟かを記述しておくというものである。