読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

シェムリアップ(カンボジア)に死す

こんにちは。僕はいま、カンボジアシェムリアップという都市に来ています。

都市といいましたが、ここを都市と思う日本人はいないと思います。

シェムリアップは、新大久保にミサイルを10発ぐらい撃ち込んで3年経ったらこういう風景になるだろうな、といった感じがします。

とにかく終わってる街です。

トゥクトゥクに乗って空港を出た瞬間、「あ、貧困国だ」と思いました。

空港の近くぐらい、ちょっとは栄えてると思うじゃないですか。ビルがあって、小綺麗なレストランがいくつかあって、でもちょっと離れると田舎感まるだしみたいな、そんな熱海とか下田とか伊東みたいな感じかな、と思うじゃないですか。違うんですよね。

すごい国だなと思います。

いま泊まってるホテルも、敷地のなかはプールとかあって綺麗になってるんですが、道路にでるともうそこはシリアの紛争地帯みたいな感じになってますからね。歩道もガタガタで、バイクや車がルール無用の走りを見せています。

僕はここに2泊3日の観光に来ました。

1日目はパブストリートという繁華街で昼間からビールを飲み、夜もそこでご飯を食べてビールを飲み、寝ました。

2日目は朝5時半からトゥクトゥクアンコールワットに行き、朝日を見ました。

アンコールワットに入るにはチケットを買う必要があります。

このチケットが37ドルでした。

財布には20ドルしかありませんでした。

あんまりお金を持ち歩かないようにしようと思い、残りのお金はホテルにおいてきたのです。

カード払いはできないとのことでした。

近くにはATMがあるのですが、僕はキャッシング枠の設定をしていないため、お金を下ろすことができませんでした。

それでしかたなくトゥクトゥクのお兄さんに20ドル借りました。

アンコールワットやアンコールトム、キリングフィールドを見て帰って来たのですが、20ドルの借金を返すと、もう財布には1ドルと4000リエルしかないということが判明しました。リエルというのはカンボジアの通貨で、4000リエル=1ドルです

朝ごはんはアンコールワットの屋台で売ってたポテトだけです。

昼ごはんは食べてません。

今日もパブストリートで飯を食ってビールを飲んで帰ろうと思っていたのですが、もうそんなお金はありません。

クレジットカード払いできるレストランはたぶんありません。昨日行ったThe red piano という、アンジェリーナ・ジョリーが行ったというレストランも使えませんでした

それでキャッシングについて調べたのですが、審査に7営業日かかるということでした。

というかカードについて調べていたところ、もうショッピングの可能支払い額が上限に達しているということが判明しました。

もうつかえないのでしょうか

 

とりあえず最優先の課題は明日の12時まで生き延びることです。明日は8時半にトゥクトゥクがホテルに迎えに来て、空港まで送ってくれます(料金は支払い済み。よく考えると、トゥクトゥクの値切り交渉を少しでもミスったらアンコールワットにも行けなかった計算になる。ほんとうにギリギリだったということだ)。飛行機に乗れば機内食にありつけます。きっと初めて機内食を「うめえ」と思うことでしょう

そこまで生き延びること。そのために、1ドルと4000リエルをどう使うか。

その答えが、コーラ325mlと水1.5lでした。

コーラは糖分を摂取するため。水は言わずもがな。

僕はこれまでずっとエビアンを買っていたのですが、これは少々高いので、クメール語で書かれたよくわからないけど安いミネラルウォーターを買いました。

これで僕は明日の12時まで生き延びます……カンボジアで。

せっかく来たのに、全然楽しめねえ。

とは言っても遺跡を見るかパブストリートで飲むぐらいしか、シェムリアップでやることってないと思います。もうすでにその両方を経験したので、もういいですよね?

あとは煙草を吸ってがんばって空腹感を減らします。また、幸いWi-Fiと電源は使い放題なので、ユーチューブとかを見て楽しみます。それから極力ホテルから出ず、体力を温存します(まあホテルから出る用事も無いわけですが……)