研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

東京タワー夜景@世界貿易センタービル&芝公園+五反田夜景

夏休み。6連休を取った僕はドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』を読破しようと目標立てたもののページを繰る手が進まない。物語自体は面白い。文章も光文社古典新訳文庫ということもあり読みやすい。けれども家でじっと本を読み続けるということそれ自体に嫌気がさしてきた。さしてしまったのだ。元来引きこもり気質、外界との交わりを極力控える性格だが、それゆえなおのこと、無理にでも外に出なければ社会的に死んでしまうとの危機感がはたらき、書を捨てて街へ出たいという欲望がオートスイッチされる。幸い最近いいカメラを購入したので外へ出る言い訳もある。

 

ということで昨日は浜松町の世界貿易センタービルで夜景を撮影した。

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加工しすぎとの誹りを受けるかもしれない。たしかに一枚目は結構加工した。だが40階のシーサイドトップから見たトワイライトは脳内補正も相まってこんなふうに見えたのだから仕方がない。

その後感極まって増上寺を抜け、ふもとまで来てしまった。

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というのが昨日。

 

 

今日。東京駅近くのKITTEビルの屋上が捗ると聞いてやって来たのだが台風強襲、風が強く閉まっていた。止むを得ず駅前の風景をスナップ撮影した。

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で、ここから先が訳わからないのだが、不完全燃焼感が嫌で、田町駅に降り立ち、東京タワーの見える場所を探し彷徨い歩いた。近くはビルばかり、タワーが見えるような高台もなく、結局芝公園の方まで到達した。

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昨日と大体おんなじである。

さらに帰りはもはや田町駅より浜松町駅の方が近いので、浜松町駅まで歩いて帰った。

ところで増上寺から浜松町駅までの大通りはすごいと思う。居酒屋やラーメン屋があるいたってふつうの道なのに、背景に東京タワーがあるだけでとてもリッチな街に感じられる。べつにタワーがバーンと正面から見える訳じゃない。反対側の歩道からだとビルの陰から覗くようにして見えるだけだ。けれどもそのさりげなさ、つまり高度成長期から東京を牽引して来たシンボルがつねにそこにあるという感じがなんかいいなと思った。東京タワーの撮影スポットはいくつもある。この浜松町ー増上寺ストリートは撮影スポットというにはあまりに条件が乏しい。しかし僕はこの感じがすごくいいと思う。へんな比喩だが、僕が外国人で東京に観光に来たとしたら、多分、世界貿易センターからの景色よりも、この道沿いをタワーに向かって歩くときの風景を心に留めながら帰国するんじゃないかと思う。などと語っておきながら写真は撮りそびれました。今度撮ろう。

 

 

で、五反田に帰還。無性に飲みたくなり、牛繁に入る。何気に初めての一人焼肉だった。

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焼肉といったら白い飯だろうが……

 

酔った頭でなぜか五反田の夜景撮影。

リバーサイド。欄干にカメラを置けば長時間露光可能。

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なんとか通りから駅のホームを臨む

五反田はサイバーパンクシティなので乗用車がAKIRA並みにテールランプの残像を残すのだ

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駅前歩道橋より撮影

ブレーキランプが王蟲の群れの如く煌く。

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駅前

終電にはまだ早いが、タクる人が結構いた。

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