研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

もっと近くでよく見たいという当たり前の欲望

視界に入るものすべて一枚に焼き付けたいと思っていた。もっと広く、もっと全部カメラに収めたいと思って広角レンズを買った。まあそれは良かった。でも逆に、もっと寄りたい、もっと近づきたいとも思った。広角レンズというのはどんどん後ろに遠ざかっていくイメージだ。後ろに下がればそのぶん視界が開ける。そうじゃなくてもっと近づきたいと思った。考えてみれば、いや考えるまでもなく、もっと近くでよく見たいというのは当然の欲望だ。なんでそんな当たり前のことをしてこなかったんだろう。

 
2月2日土曜日、六本木ヒルズスカイデッキに行った。レンズはキャノンの55-250mm f4-5.6 、手すりの平たい部分に乗せ、シャッタースピード8秒ていどで撮影した。