研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

透明な存在の僕になりたい

異動して3日が経った。フロアが変わってしまったので、前部署からは物理的に遠く離れてしまった。知ってる顔の人と会うことも、ないことはないが、少なくなった。そのかわり知らない人と会うことが多くなった。いまの部署は机が緊密に配置されており、ひじょうに息苦しい。暑いし、何より近い。居心地がわるい。まわりの人たちは4月まで一緒の部署だったわけだから仲が良く、仕事の話はもちろん、雑談も頻繁におこなわれる。だが僕はまだそんなに仲良くないし、というか仲良くなったとしても仕事中の雑談というのが苦手なため、自然に会話に参入することができない。いや仕事中でなくても雑談は下手くそなのだが。いずれにせよ、人口密度の高いなか、透明な僕をすり抜けて交わされるコミュニケーションに、疎外感を感じてしまうという話でした。しかしこればかりは僕の性格の問題なので、しょうがないんじゃないかと思う。無理して会話に参入するしようとするのは疲れる。そんなことでエネルギーを使いたくない。もちろんたまたま耳に入った会話が面白かったら笑う。そういうので許してもらえないだろうか。

そこに存在するというのは、存在するということそれ自体に意味を付与する。会話がすぐそばで展開されているにもかかわらず会話に参入しないということは、「ノリが悪い」「周りのことを見下している」などのネガティブなメタメッセージを発信する。自分が透明な存在で、ニコ生のコメントみたいな存在だとしたら、会話がすぐそばで展開されているにもかかわらず会話に参入しなくてもなんら問題ない。僕はそういう存在のままラクになりたい、そういう欲望がある。