研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

ガッズィーラの感想

『GODZZILA』観てきました。

 

結論から言うと、ぶっちゃけおもしろくなかったのでは。巨大モンスター映画というのはヘヴィ級(パシフィック・リムなど)とライト級(ジュラシックパークなど)(こないだ観たトランスフォーマーロストエイジも結構身軽に動いていたからライト級)に大別されると思うのですが、この映画はヘヴィ級だけどあんまり重みがない、そんな印象を受けました。重さは感じました。けれども重みのある攻撃をしない。シェンガオレンムートーはあの洗濯バサミみたいな口で噛み付いたり脚でげしげし刺したりするだけ。ゴジラは噛み付いたり尻尾を振り回したり炎を吐くだけ。いやそれは昔からそうだからいいんですが、3Dでかなり表現の幅が広がったはずなのにたいして迫力がないなと思いました。特に今回のゴジラは僕達の知ってるゴジラの5倍ぐらいデカかったにも関わらずあんまり強くなったような感じがしません。むしろ身体が重くなって動きづらくね? みたいな。

 

一方音響はすごかったと思います。皆さんは和太鼓の演奏を観たことがあるでしょうか。小学校の時僕の友人が和太鼓クラブをやっていて、彼いわく「和太鼓は耳で聴くもんじゃない。身体で感じるもんなんだ」。つまり和太鼓は音というよりも重低音による振動が強烈なんですね。ゴジラの音響もまさにそんなかんじで、音というよりも内蔵を震わせるような(比喩表現ではなく)重低音が唸っていました。

 

筋書きはどうでしょうか。まずムートーが現れ、都市をめちゃくちゃにする。そのころ同時にゴジラが現れる。軍隊は両方を殲滅するために核爆弾を準備するのですが、その計画もムートーにより阻止されてしまう。結局軍隊はゴジラに一縷の望みを賭け、Let him attack.この展開はお約束なんですかね? 既視感丸出しなのですが。ところで劇中で誰かがゴジラのことを「文字通り神だ」と言っていたと思うんですが、あれは英語でGODZILLAって書くからなんですね。さっき気づきました。

 

というところで僕の評価は総合的には割りと低めです。多分ヤフー映画の評価は3.2ぐらいだと予想しますね。今チェックしてみたら3.44でした。うーん、やっぱりそんな感じかなあ。

 

ちなみにいいところを上げるとすると、

・伝統のEMP(電磁パルス)を敵が発する

ゴジラの雄叫びのシーン←一瞬音が静まり返って、ガオオオオオオンは結構ぞくっとした

ですかね……