どこでもできるのがオンラインの強みだと思っていたのに。
弊家はネット回線がよわい。ワイマックスを使っているのだが、なんか遅い。時間帯の問題なのか、ぜんぜんスムーズに通信できないことがある。文字通りお話にならない。カメラを切って映像をオフにしても、音声がめちゃくちゃ途切れ途切れになる。遅延もすごい。
そんなわけなので良質なネット回線を求めて会社に行く。が、有線を使える場所というのがかなり限られている。オンライン会議するためだけに会議室を予約するのもさすがによくない気がする（ほかに使いたい人もいるだろう）。
というわけで、人が机を寄せ合う通常の仕事場で、普通にオンライン会議を始めたりする。そう、弊仕事場では、電話をするのと同じように、自分の机でオンライン会議をしたりしている。オンラインのメリットは何かという感じだが、有線接続できるので、僕も試してみた。しかしこれもあんまりよくない。周囲でしゃべっているひとの声をマイクが拾い、相手方が話を聞き取りづらい。そしてなにより、マスクをつけなきゃいけないので、話しづらい。ただでさえオンラインは視線が合わなかったりして相手の表情がうかがいにくいのに、あまつさえマスクで顔を隠されたら、もうただの電話だ。まあ、ただの電話でいいのかもしれないが。
そんなわけで、会社でオンライン会議をするのも嫌だ。そもそもオンライン会議するためだけに出社するってなんだよ。コントか。しかも、外部の人＋同じ部署の人も交えたオンライン会議だと、ＰＣ画面を見ながら隣に座っている人に話しかける、みたいな謎状況が発生したりする。「●●さん、この件いかがでしょうか？」って。謎。隣から肉声が聞こえ、少々のラグを挟んでイヤホンから同じ声が聞こえてくるわけだ。これを経験して、いったいどんな茶番だろうかと思った。
コワーキングスペースの利用も検討した。だが、人が集まるのでマスク着用が義務付けられているという点では変わらないし、なによりも知らん人がいるなかで仕事の話をするというのはまずいのでないかと思い止めた。
自宅に固定回線を導入するのが急務だが、たぶん1，2年後には引っ越すので（というか引っ越したいので）、36か月分割ローンとか払いたくない。やはりテレワーク用にホテルの部屋を取るのがよいのか。しかしその決断はただちに、テレワークの利点とは何なのかという疑問を呼び寄せる。
